熊野古道(和歌山県田辺市本宮町)

小雨の熊野古道を行く 発心門王子〜熊野本宮大社

小雨が残っているが回復の予報

朝、旅館からバスで発心門王子に。小雨の降る中、我々だけかと思っていたが、後からもやって来る。
今回は熊野古道を歩きながらガイドをしてくれる「語り部さん」が付いてくれて、色々話してくれる。年配の方だが「しゃきっ」としていて、気持ちがいい。

発心門王子から

発心門王子「ほっしんもん・おうじ」と読みます

小雨の降る中、さぁ出発です。

雨で山には雲がかかり、幻想的な中を歩いて行きます。
傘を差している人、ヤッケを着ている人、小雨くらい関係ないとそのままで歩く人、雨といってもその程度の雨、こんな幻想的な風景の中を歩ける、楽しさの方が大きいように思います。

じいさまが座っている

発心門王子を出ると道路はしばらく舗装道が続く。
民家の横を通り抜け、田畑を見ながら進むと遠くに雲のかかった山々。
霧がかかり、前方がかすんでいる、何処に通じているのだろう。とにかく幻想的である。
道ばたに、じいさまが座っているのか?
人形です。あるものは小屋の下に、またあるものは家の玄関に、全て木材でこの辺りの方が作っているそうです。カラスにフクロウもある。
ガイドさんは道案内だけでなく道に咲いている小さな野草の事まで細やかに話してくれる。








水呑王子

水呑王子「みずのみ・おうじ」と読みます

雨も上がり水呑王子に到着です

ここまでは舗装路を来たが、ここからは少し地道が続くらしい。
色々説明して下さるのだが、聞いているときは「なるほど」が、家に帰ってくると殆ど忘れている。ガイドさんに失礼な事だ。この近くにトイレがあるのだがバイオなんとかといって、微生物が分解してくれるそうです。それを聞くと、見たい気持ちが抑えられず、説明の合間に一応断りを入れて見に行ってきた。
便器の中をのぞき込むと、おが屑の様な物でいっばいで、何か解らないまま帰って来た。

石畳が続く道を通り森の中へ

水呑王子を出て、石畳のみちを進むともりの中に入っていく。
少し上ると道は下っており快適です。森の中には霧がたちこめ不思議な空間を作っています。
頭の上の木の枝からミストの様な小雨が時折、降ってきますが、それも風景の一部となり不快感はありません。ここでしか味わえない風景が広がっています。










伏拝王子に向かう

伏拝王子までは、まだまだ、あります。

道脇に咲いている、小さな野草、「ツルアリドウシ」「ママコナ」「チャボホトトギス」「ツリガネニンジン」「ツルリンドウ」ガイドさんの細やかな説明はここでもつづきます。今まできいたことのない名前ばかりです。









 草花や道脇の水を写真に撮りながら、しばらく見晴らしのよいところを通って伏拝王子へとつながります。

果無山脈(はてなし山脈)

和歌山県と奈良県の県境となって連なる5つの山々を呼び、東西に18kmの稜線を作っているらしい。
天気が晴れた日にはその連なりが見えるらしいが今日は雨上がり、雲が降りてその姿を隠している。
ちょっびり、残念。

伏拝王子

伏拝王子「ふしおがみ・おうじ」と読みます

遠くに旧社地を望む伏拝王子に到着です。

各地から熊野古道をここまで来て、初めて遙か彼方に熊野本宮大社(旧社地)現在の大斎原(おおゆのはら)が見え、有り難さに人人々が伏して拝んだ事からこの名前が付いたそうです。

伏拝王子前の茶店

伏拝王子前に茶店がある、ちょっと一服出来るというので「温泉コーヒー」店のおばさんが言うには湯の峰温泉から自分で運んできて、コーヒーに使っているらしい、200円、安い。観光地の山奥とは思えない値段です。 他にもビールのつまみに良いという「あぶり鮎」、自家製「しそジュース」。私はしそジュースをペットボトルに詰めてもらい、この後の行程の飲み物とした。さっぱりした口当たりでおいしかったです。

茶店を出て、NHKドラマ「ほんまもん」のロケ地の横を通り、道は「三軒茶屋」へと下っていきます。




三軒茶屋跡

三軒茶屋「さんげん・ちゃやあと」と読みます

三軒茶屋に到着です

伏拝王子から下りきった所にあります。
昔は関所があり、茶屋も三軒有ったそうです。
昔の熊野古道のパンフレットを見ると「右かうや、左きみい寺」の自然石の標識の写真を見ることがありますが、ここに立っている物です

茶屋といっても。お店も自販機もありません。

昔、熊野古道をよく知らなかった頃はここに茶店があると信じ込んでいたものです。
王子でもないのに昔から地図には書き込まれ、正式には「三軒茶屋跡」なのですがほとんどの人は「跡」を省略していうため、期待を込めて来るのですが・・・・。

ここからは上ったり下ったりまだまだ続きます。

ここから道は石畳と階段の上り道で、次に下り坂で熊野本宮大社へと続きます。
ここまで何の障害もなく来た私だったのですが、道が下りになってしばらく行くと左足の膝が急に痛くなり、本宮大社までの下り坂は非常に苦労しました。
日頃、あまり運動をしていない私は、少し行程を甘く見過ぎていたようです。








75番、最後の道標です。

500m置きに立っている道標です

発心王子をスタート。しばらくして65番の道標を過ぎ。これが最後の75番の道標です。
500mに1本、道しるべとして立てられていますが、結構、解りやすく、半分来た、もう少しと気持ちが安まります。


祓戸王子(はらいど王子)

熊野本宮大社はもう目の前です。

熊野本宮大社が目前にあるため、ガイドさんがいないと
気づかずに通りすぎる所でした。

熊野本宮大社

到着しました。

やっとの思いで右足を引きずりながら到着。

熊野古道を降りてくると熊野本宮大社の階段を上がった上に出てきました。

きっちりと、お参りします。

門をくぐって正面の
本宮の神様、「家津御子大神」様。
次に左の社殿の「速玉大神」様。
さらにその左の「夫須美大神」様。。
 そして右へ回って、「天照大神」様
その右の満山社の八百万の神様。
この順番が参拝順だそうです。
そういえば、初詣に来たとき長い階段にずらりと並んだ行列とその横を通ってお参りしている人たちがいました。行列は参拝順にお参りする人達。横を行く人は順不同でお参りする人達だったのですね。

熊野本宮大社から大斎原へ

158段の石段を下りて。

158段の階段を下りて鳥居をくぐり、一礼すると人間の住む俗界です。

いよいよ最終目的地の大斎原(旧社地)です。

大鳥居をくぐり大斎原に入ります。
今日は何かのイベントがあるらしく、普段は静かな所ですが、大勢の人々でざわついています。一礼をして本日の行程は終了しました。

本日の予定終了。

カフェ・ボヌールでちょと遅い昼食

大斎原の近く、国道沿いにある「カフェ・ボヌール」でランチです。
グリーンカレーセットとサンドイッチのセット、お店で焼いているベーグルも付いてきて美味しかったです。






古道歩きの里「ちかつゆ」

和歌山県田辺市中辺路町近露

帰りに休憩で立ち寄り、「じゃばらドリンク」「せんべい」「けんび」を買いました。
このあたりは道路が広くなるまでは静かで寂しい所でしたが国道が広がり、土産物屋が並び、昔とは見違えるようです。

熊野本宮観光協会
http://www.hongu.jp/

わかやま観光情報発信応援隊~nagomi隊~
http://www.facebook.com/nagomitai

写真・文 nagomi隊 no.009 窪田

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